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[鍼灸あマ指 国家試験対策] 東洋医学臨床論 上肢痛 [東洋医学臨床論]

[問題]
◆「55歳の男性。2か月前、左上腕から前腕尺側、小指にかけて痛みが発症し、持続している。痛みは頚部後屈時に再現する。小指に知覚鈍麻がみられる。ライトテスト陰性。」

A. 最も考えられる疾患はどれか。
1.頚部神経根症
2.胸郭出口症候群
3.肩関節周囲炎
4.肘部管症候群

B. 症状発現部位と経脈の走行を考慮した場合、施術対象となるのはどれか。
1.肺経
2.大腸経
3.心包経
4.小腸経

kubi1e.jpg

1. 症状および所見から推測

まずは問題文に書かれている症状と所見を確認してみましょう。

(1)55歳の男性。2か月前、左上腕から前腕尺側、小指にかけて痛みが発症し、持続している。

・・・ このことから比較的年配の男性で、やや時間が経っていて、左の腕全体の症状という情報が取れます。

(2)痛みは頚部後屈時に再現する。

・・・ このことから頚椎の椎間孔の圧迫による問題だということが想像できますね。

(3)小指に知覚鈍麻がみられる。

・・・ 知覚鈍麻やしびれは神経根症状ですので、椎間孔圧迫による症状ということが言えそうです。

(4)ライトテスト陰性

・・・ ライトテストは過外転症候群を検査するテストですのでこの疾患は除外できますね。


2. 選択肢の各疾患の確認

次に個々の選択肢について見ていきます。

(1)頚部神経根症 ・・・ これは主に頚椎の椎間孔の圧迫などによって生じる疾患ですね。

(2)胸郭出口症候群 ・・・ 斜角筋症候群を始め肋鎖・過外転症候群などですね。TOSとも言います。

(3)肩関節周囲炎 ・・・ これは肩まわりの筋肉や軟部組織の問題で起きる疾患です。

(4)肘部管症候群 ・・・ 肘にある尺骨神経が通る肘部管に問題がある疾患ですね。


続きは「3. この問題の攻略法」へ



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3. この問題の攻略法

この問題は、片側の腕全体が痛むような場合の疾患はどういったもので、そして頚部(頚椎)の問題で起きうること、そしてその他の上肢の疾患との区別ができれば解ける問題ですね。

今回の例では、頚部の後屈で痛みの症状が出ていること、左腕全体に痛みがあること(放散痛 ほうさんつう)、ということで頚椎の椎間孔の圧迫による神経根症状と考えることができます。

ちなみに、これをテストする理学検査としては「ジャクソンテスト」や「スパーリングテスト」がありますね。

jacson_sparing1.jpg

小指に症状が出るということは、C8つまり第8頚神経の問題と想像することができます。

「B.」の問題としては、経絡を考えるということなので、小指から肩甲骨、後頚部付近を通る小腸経と言うことができますね。

shouchoukei1e.jpg

解答:A:1 B:4 / 分野:東洋医学臨床論 (H22年 あマ指)







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あはきこくしもくじ.jpg



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